冬にダイエットに取り組むのは難しい。
肥満と糖尿病には、ダイエットは必要ということで科学者の意見は?
ブラウンファットという脂肪があり、それは凍えるような寒さを感じると消費されて熱となるという。これが冬にできるダイエットの一つだそうだ。寒いので嫌だという感じしかないが、人間の機能として、暖をとるためのエネルギー消費というのは合理的だ。
このブラウンファットを増やしたり減らしたりするには室温などが大きく影響するようだが、そんなにうまくコントロールできるだろうか??
BBCより、
How to boost your calorie-crunching brown fat in the cold winter months

冬のダイエットは難しい?──鍵は「ブラウンファット」にあった|科学者の視点から解説
冬は寒くて動きたくない。
その結果、ダイエットが続かずに挫折する人が多い季節でもある。
しかし近年、科学者が注目しているのが
**「ブラウンファット(褐色脂肪)」**だ。
これは、寒さを感じた時に熱を生み出す特殊な脂肪で、
体温維持のためにエネルギーを消費する“カロリー燃焼装置” のような役割を持つ。
つまり、うまく働けば冬でも脂肪燃焼が促進される可能性がある。
🧊 ブラウンファットとは?科学者の見解
一般的な脂肪(ホワイトファット)はエネルギーを蓄える働きをするが、
ブラウンファットはその逆で エネルギーを燃やして熱に変える。
・寒さを感じる
・交感神経が刺激される
・ブラウンファットが活性化
・カロリーを燃やして体温を維持
という仕組みだ。
科学者の間では、
肥満・糖尿病のリスクを下げる可能性があるとして注目されている。
BBCの最新記事でも、
「冬の冷たい環境がブラウンファットの活動を高める」と紹介されている。
❄️ 冬に痩せやすくなる?寒さ×ダイエットの合理性
寒さ=太りやすい季節、というイメージは強い。
だが身体の仕組みを見ると、実は逆で、
寒さ → 体温維持のために大きなエネルギー消費 → 痩せやすくなる
という、驚くほど合理的なプロセスが働いている。
「寒いのに外に出たくない」「暖房に頼りたい」という冬の習性はあるが、
身体のメカニズムそのものは“冬に痩せる方向”へ作用しているわけだ。
🏠 室温でブラウンファットを増やす?その可能性と課題
ブラウンファットの量や活性は、
室温・環境温度に強く影響されるとされている。
・18〜20度程度のやや寒い室温
・短時間の冷 exposure(寒さ刺激)
などが活性化に効果があるという研究もある。
ただし、記事の中でも触れられているように、
室温でブラウンファットをコントロールするのは難しい
(BBC Futureより)
という指摘がある。
寒さストレスは個人差が大きく、
実生活での温度調整や習慣化は簡単ではない。
🌡 科学的には“痩せる方向”に働く。だが…
冬のダイエットは心理的には難しいが、
身体の内部では確かに ブラウンファットによる代謝アップ が起きやすい季節。
ダイエットや健康維持の観点から、
以下の点を意識すれば冬の代謝向上が期待できる。
- 適度に室温を下げる
- 軽い冷 exposure(寒冷刺激)
- 過度に暖めすぎない生活
- 運動と組み合わせる
ただし無理は禁物。
寒さストレスが強いと逆に体調を崩すため、
バランスの良い導入が必要だ。
📎 参考:BBC Future 記事
How to boost your calorie-crunching brown fat in the cold winter months
https://www.bbc.com/future/article/20251128-how-to-boost-your-calorie-crunching-brown-fat-in-the-cold-winter-months
冬のブラウンファット活性化に関する最新の科学的視点がまとめられている。

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